ハーバリウムって何？

 

『ハーバリウム』

一度は耳にしたことがある方も多い事でしょう。

 

専用オイルにドライフラワーやプリザーブドフラワー、造花を浸し、長期間鑑賞できるようにした植物標本です。

 

3年ほど前から飛躍的なブームとなり、今なお大変人気・話題となっております。

 

液体だけでなく固まるものなど進化を遂げているハーバリウム。

SNS映えするもの魅力的ですよね！

 

みずみずしい状態のお花や植物を鑑賞できるのでインテリアとして、またプレゼントとして喜ばれるものとなっています。

 

魅力的なのは、そのまま飾るだけでOKなところ。

お手入れが苦手な方でもおよそ1年以上きれいな状態を楽しめると言われています。

 

 

気を付けるべきことは

 

お手入れいらずで1年以上楽しめるの？

 

そうなんですが、長く楽しんでいただくためには注意するべきこともあります。

 

火気に近づけない

可燃液体を使用しています（262℃で引火）

 

直射日光は避ける
中身の変色やレンズ効果による発火原因となります。

 

飲み物ではありません

飲み物ではありませんので、誤飲等に注意してください。

 

 

上記に気を付けていても、経年による退色・変色、オイルが蒸発することがあります。

 

 

万が一のとき

 

鑑賞用として購入されたりしたときは蓋を開けることはないので大丈夫でしょうが、自分で作ってみたりする場合に予期せぬことが起こるかもしれません。

 

オイルが目に入った場合

すぐにきれいな水で15分間洗い流してください。その後医師の診断を受けてください。

 

オイルが皮膚についた場合

水と石鹸で十分に洗い流してください。

 

オイルを飲み込んだ場合

無理に吐かせず、直ちに医師の診断を受けてください。

 

オイルが付着した場合

床、家具、塗装面、布、革、ビニール等、オイルがこぼれた（付着した）場合、その場所が変色・変質する原因となります。

すぐにふき取ってください。

 

 

オイルの違いは何？

 

オイルは「ミネラルオイル」と「シリコンオイル」の2種類があります。

何がどう違うの？

 

自分でやってみたいなーと思う方には「ミネラルオイル」がおすすめ

その理由は、

・買い求めやすい価格

・お花が浮き上がりにくい

・花材が明るくきれいに見える

 

初めてハーバリウムに挑戦される方で、「花が浮き上がってくる」というお声を聞くことがあります。

シリコンオイルよりもミネラルオイルのほうが沈みやすい液体なので、初心者さんにはすごくおすすめいたします。

 

しかし注意することも、

寒い地域ではマイナス10度以下になるとミネラルオイルは濁り始めるので不向きです。

また、油性や脂溶性のある色素はオイルに溶け出してしまいます。

一度濁ってしまうと元には戻りません。

ご自分で作られる場合は、使用する花材などにも注意しましょう。

 

 

処分するには

 

自分で楽しく作りました。

プレゼントとしていただきました。

インテリアとして購入しました。

など、様々な理由でハーバリウムを楽しまれると思います。

 

しかし、経年劣化などで処分せざるを得ない状況になったときどうすればいいの？

 

気になるところですよね～。

 

蓋を開けて流しなどからオイルを流しちゃう？

 

これは絶対ダメ！

 

中身を処分する際は、古紙などにしみこませ可燃ごみとして廃棄してください。

食用油の処分方法と同じです。

 

処分するその時まで、ハーバリウムを楽しんでくださいね♪